ニューヨークのウォール街=遠藤啓生撮影

【NQNニューヨーク=森川サリー】4日の米株式市場でダウ工業株30種平均は反発して始まり、午前9時35分現在は前日比310ドル21セント高の4万9551ドル20セントで推移している。ディフェンシブ株や景気敏感株に買いが入り、相場を押し上げている。半面、ハイテク株の一部は売りが続いており、上値を抑えている。

個別銘柄ではアムジェンが高い。3日夕に発表した2025年10〜12月期決算では、売上高などが市場予想を上回った。同時に示した26年1〜3月期売上高見通しは中央値が市場予想以上だったことが材料視され、一時前日比6%高をつけた。

ディフェンシブ株のほか、景気敏感株の一角に買いが入っている。ダウ平均の上げ幅は一時400ドルほどに達し、1月12日に付けた最高値(4万9590ドル)を上回る場面があった。

主力銘柄への買いが一巡した後は上げ幅を縮めている。前日に売られたソフトウエア関連などハイテク株には売りが続いている。ダウ平均の構成銘柄では、IBMやセールスフォースが下落している。

ダウ平均の構成銘柄ではないが、半導体のアドバンスト・マイクロ・デバイス(AMD)が大幅安となっている。3日夕に発表した26年1〜3月期収益見通しが一部の投資家の高い期待に届かなかったとして、売りが膨らんでいる。

米民間雇用サービス会社ADPが4日発表した1月の全米雇用リポートでは、非農業部門の雇用者数(政府部門除く)が前月比2万2000人増だった。ダウ・ジョーンズ通信がまとめた市場予想(4万5000人増)を下回った。米労働市場の減速傾向が続いていることを示したが、市場では目立った反応は見られなかった。

そのほかのダウ平均の構成銘柄ではアップルやナイキ、シャーウィン・ウィリアムズが高い。メルクとスリーエム(3M)も買われている。一方、ゴールドマン・サックスとアマゾン・ドット・コムが下落している。

ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は続落して始まった。前日に上昇していたデータ分析プラットフォームのパランティア・テクノロジーズが大幅に下落している。ブロードコムやマイクロン・テクノロジーといった半導体関連も安い。

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