
【NQNニューヨーク=戸部実華】13日の米株式市場でダウ工業株30種平均は3日ぶりに反発し、終値は前日比48ドル95セント(0.09%)高の4万9500ドル93セントだった。13日発表の1月の消費者物価指数(CPI)を受け、米連邦準備理事会(FRB)が追加利下げに動きやすくなるとの観測が株買いを誘った。
1月のCPIは前年同月比2.4%上昇と、ダウ・ジョーンズ通信がまとめた市場予想(2.5%上昇)を下回った。「1月の堅調な米雇用統計を踏まえるとFRBに早期の利下げを促すほどではないが、6月か7月の利下げに向けてインフレが低下方向となる確率を高める」(エバコアISIのクリシュナ・グーハ氏)との見方があった。
FRBの利下げ観測を背景に米長期金利は一時4.04%と2025年12月以来の低水準を付けた。米金利低下も株式相場を支えた。
ダウ平均の構成銘柄ではないが、半導体製造装置のアプライドマテリアルズ(AMAT)が大幅高となった。12日夕に四半期決算と同時に発表した26年2〜4月期の業績見通しが好感された。ラムリサーチなど同業他社にも買いが入った。
AMATの見通しは人工知能(AI)市場の拡大で需要が高まっていると受け止められた。AIが既存企業の業務を代替するとの懸念が広がっている局面で「足元のファンダメンタルズ(基礎的条件)は良好との見方から買いが入った」(インガルズ・アンド・スナイダーのティモシー・グリスキー氏)との声が聞かれた。
ダウ平均は下げる場面もあった。米国では16日がプレジデントデーの祝日で休場となる。3連休の週末を控え、主力株の一部に持ち高調整や利益確定の売りも出やすかった。ビザやエヌビディア、スリーエム(3M)などが売られた。
その他のダウ平均の構成銘柄ではナイキやウォルト・ディズニー、セールスフォースが上昇した。半面、アップルやアメリカン・エキスプレスは下げた。
ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は4日続落した。終値は前日比50.477ポイント(0.22%)安の2万2546.671(速報値)だった。ブロードコムやメタプラットフォームズ、アルファベットが下げた。一方、データ分析プラットフォームのパランティア・テクノロジーズや英半導体設計のアーム・ホールディングスが上昇した。
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