北朝鮮による拉致被害者家族連絡会(家族会)と支援団体「救う会」は15日、東京都内で合同会議を開き、新たな運動方針を決めた。拉致被害者の親の世代が存命のうちに「全拉致被害者の即時一括帰国」を実現させることを条件に、北朝鮮に対する人道支援実施や独自制裁解除、日朝国交正常化交渉などに「反対しない」ことを改めて掲げた。

 運動方針では、有本恵子さんの父・明弘さんが昨年2月に死去したため、帰国していない拉致被害者の親で存命なのは横田めぐみさんの母・早紀江さん(90)だけになったと強調。高市早苗首相に対し「首脳会談実現のため、全力を傾けてほしい」と求めた。

 めぐみさんの弟で家族会の横田拓也代表は会議後の記者会見で、「昨夜、姉が帰ってくる鮮明な夢を見ました。めぐみが学校の生徒と打ち解けて話し、私たち家族もほほえましく見ているという夢でした。正夢になればいいなと思います」と語った。

 早紀江さんは「日朝の両方が納得して、平和裏に拉致問題が解決するように、高市首相にはがんばってほしい」と期待を寄せた。有本恵子さんの姉、北谷昌子さんも「首相には強い外交で毅然(きぜん)と拉致被害者救出を訴えてほしい」と話した。

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