ロシアによるウクライナ侵攻について語ったホロブコブ・セルヒーさん(左)とヒトロワ・ユーリアさん=東京都千代田区で(木戸佑撮影)
ロシアによるウクライナ侵攻から24日で4年となる。それぞれの国に生まれ、民主主義と平和への思いで共鳴する若者2人が日本で出会い、反戦運動を続ける。国家や民族の違いを乗り越えようとする2人は「憎しみより対話で未来を開きたい。人は必ず分かり合える」と語り合った。(森田真奈子、飯田克志)◆ウクライナ出身のセルヒーさん、故郷がロシアに併合され
ホロブコブ・セルヒーさん 1995年、黒海に面したクリミア半島出身。18歳でロシアによる併合を経験し、ロシアの大学に通うなど同化を強いられた。2022年5月に来日し、ウクライナ避難民として生活。東京都内の法律事務所で他の避難民の支援業務を担う。ロシアの反政府活動家、故ナワリヌイ氏の写真展を27日まで都内で開催中。
「ウクライナでは男性が長く兵役に就き限界に近い。早く戦争を止めないと国がなくなる」
ロシアによるウクライナ侵攻について話すウクライナ出身のホロブコブ・セルヒーさん=東京都千代田区で(木戸佑撮影)
2014年にロシアに一方的に併合されたウクライナ南部、クリミア半島出身のホロブコブ・セルヒーさん(30)が憂う。両親が住むクリミアの家の周辺では今もミサイルが落ち、ドローンが飛び回る。 併合前まで両国には互いに家族や友達が住み、自身は「外国」という感覚も薄かった。2014年以降、警察の圧力やさまざまな規制で交流や自由は消えた。2021年に地元で反政府デモに参加し、治安当局による拘束を経験。「ロシアへの親しみが、反感に変わってしまった」と疲れた表情で振り返る。◆ロシア出身のユーリアさん「権力者の欲望のためだけに戦争している」
ヒトロワ・ユーリアさん 1996年、モスクワ出身。日本のアニメや歌舞伎などに興味を持ち、モスクワ大で日本語を専攻。2019年に早大大学院へ留学、現在は日本企業に勤める。ウクライナ侵攻後、東京都内で反戦デモに参加。昨年11月、ロシア国内で弾圧を受けながら民主主義を求める人々の写真展「ロシア抵抗の顔」を都内で開いた。
一方、モスクワ出身のヒトロワ・ユーリアさん(29)は「ロシア人は戦争のことを真剣に考えなかった。プーチン大統領の独裁を許し、戦争を止められなかった」と悔やむ。
ロシアによるウクライナ侵攻について話すロシア出身のヒトロワ・ユーリアさん=東京都千代田区で(木戸佑撮影)
2022年の侵攻後、ロシア国内でも言論弾圧が強まり、経済制裁で「鎖国状態になってしまった」。国民の犠牲も多く「ロシアにとっても一つも利益はない。権力者の欲望のためだけに戦争が続いている」と非難する。◆「守る力だけでは解決できない」
2人は2024年2月、東京のロシア大使館前で出会った。ロシアの反政府活動家で、ウクライナ侵攻も批判したアレクセイ・ナワリヌイ氏が獄中死した直後の追悼集会の場だった。 セルヒーさんは「戦争に反対するロシア人も多くいると知り、自分は1人ではないと感じた。ロシア社会全体を憎むべきか悩んだ時期もあったが、対話に希望を持てた」と振り返る。母国にいた当時からデモに参加してきたユーリアさんも「人を殺すことは絶対に許さない。権力は怖いが、自分にできることで世界を少しでも変えたい」と話す。 欧州の「軍事大国」ウクライナも武力では侵攻を止められなかった。「守る力は必要だが、それだけでは解決しない」。セルヒーさんは市民の対話、政府の外交努力が重要と訴える。◆「考える権利を絶対に大切にしてください」
ユーリアさんは母国の状況から、市民が権力者の主張をうのみにする危うさを知ったという。日本と世界の人々に向け、こう語る。 「考える権利を大切にしてください。ロシア人はこの権利を失い、何が起きても止...残り 1430/2859 文字
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