
【ニューヨーク=大原恵】カナダ政府は23日、カーニー首相が2月26日から3月7日に日本、インド、オーストラリアを訪問すると発表した。関係者によると、3月6日に訪日し、高市早苗首相と会談する方向で調整中だ。重要鉱物やクリーンエネルギー分野などの経済安全保障や防衛面での連携強化を協議する。
両首相は先端製造品や食料安全保障についても意見を交わす。相互の投資の拡大も議題となる。両国は2023年に電池のサプライチェーン(供給網)面の協力で覚書を交わしており、重要鉱物や電池の安定確保に向けた連携を進めている。
防衛分野では「自由で開かれたインド太平洋(FOIP)」に向けた連携を確認する見通しだ。両国は26年1月に防衛装備品や関連技術のやり取りを可能にする「防衛装備品・技術移転協定」に署名しており、防衛分野での協力を進めている。
カナダ政府は米国との関税問題などを背景に、貿易の多角化を進める方針だ。今回の歴訪ではインドとオーストラリアも訪れる。インドでは貿易やエネルギーに加え、人工知能(AI)、人材分野での協力拡大や投資機会の模索を進める。オーストラリアでは重要鉱物や海洋安全保障についても協議する。
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