エプスタイン氏の捜査資料一覧を掲げる民主党議員=ロイター

【ワシントン=芦塚智子】少女買春などの罪で起訴され自殺した米富豪ジェフリー・エプスタイン氏に関する資料が一部未公開となっている疑惑を巡り、野党・民主党の議員が24日、司法省による隠蔽疑惑を調査すると表明した。民主は政権がトランプ大統領に不利な情報を隠しているとして追及を強めている。

米下院監視委員会のガルシア筆頭委員(民主)は24日の声明で、公開された司法省の捜査資料一覧を点検したところ、トランプ氏に性的虐待を受けたとする被害者の証言記録を司法省が「違法に公開を控えた」とみられると指摘した。この問題についての調査を開始すると述べた。

これに対し司法省はX(旧ツイッター)への投稿で、重複または部外秘の資料や、進行中の捜査に関わる資料以外は全て公開したと反論した。

米紙ニューヨーク・タイムズによると、未公開とみられるのは、未成年の時にエプスタイン氏やトランプ氏に性的虐待を受けたと2019年に訴えた女性に関する米連邦捜査局(FBI)の聴取記録の一部。50ページ分以上が公開されていない可能性があるという。

司法省は、25年11月に成立した法律によってエプスタイン氏に関する捜査資料の全面公開を義務付けられている。1月末までに約350万ページ分の資料を公開し、公開は完了したとしている。

トランプ氏は、違法行為への関与を全面否定している。司法省は、公開資料には20年の大統領選直前にFBIに寄せられたトランプ氏に関する「虚偽で扇情的な」主張が含まれていると説明している。

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