
【NQNニューヨーク=森川サリー】26日の米株式市場でダウ工業株30種平均は高く始まったあと、下落に転じている。午前10時20分現在は前日比108ドル79セント安の4万9373ドル36セントで推移している。前日に四半期決算を発表したエヌビディアが売られ、投資家心理の重荷となっている。
エヌビディアは一時5.1%下げた。25日夕に発表した2025年11月〜26年1月期決算では、人工知能(AI)向け半導体の旺盛な需要を背景に売上高と特別項目を除く1株利益、26年2〜4月期の収益見通しともに市場予想を上回った。ただ一部の投資家の高い期待に応えられられなかったとの見方があり、売りが優勢となっている。
ダウ平均の構成銘柄ではないが、ブロードコムやアプライドマテリアルズといった主力の半導体関連株も安い。
ダウ平均は上昇して始まった。個別ではセールスフォースが高い。25日夕に発表した25年11月〜26年1月期決算は売上高などが市場予想を上回ったものの、27年1月期通期の売上高見通しの中央値が市場予想に届かなかった。AIが既存事業を代替するとの思惑から下げが続いた後で、材料が出尽くしたとの見方から、買いが先行した。
ほかのソフトウエアやIT(情報技術)関連の銘柄にも買いが入っている。ダウ平均の構成銘柄ではIBMとマイクロソフトが上昇している。
26日朝発表の週間の米新規失業保険申請件数は21万2000件と、ダウ・ジョーンズ通信がまとめた市場予想(21万5000件)よりも少なかった。米労働市場が底堅さを保っているとの見方も相場を支えた。
そのほかのダウ平均の構成銘柄では、キャタピラーの下げが目立つ。メルクとアムジェン、ボーイングも安い。一方、ユナイテッドヘルス・グループやアメリカン・エキスプレス、ナイキが上昇している。
ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は3日ぶりに反落して始まった。テスラとアルファベットが売られている。
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