
【ソウル=小林恵理香】韓国政府はロシア産の原油と石油化学製品の原料となるナフサ(粗製ガソリン)を輸入する検討に入った。韓国産業資源通商省が19日、明らかにした。ホルムズ海峡の封鎖を受けて中東からの調達が難しく、代替する輸入先の確保を急ぐ。
韓国はウクライナ侵略を受けた制裁の一環としてロシア産原油の輸入を中断していた。韓国石油公社のデータによると、ロシア産原油を輸入することになれば22年以来4年ぶりとなる。
韓国政府は18日、中東情勢を受けてナフタを一時的に経済安全保障上の重要項目に指定するとも決めた。代替輸入先の確保や輸出規制などを通して需給安定に向けて対処する方針を示した。
韓国は輸入する原油のおよそ7割が中東産で、そのほとんどがホルムズ海峡を通る。ホルムズ海峡の事実上の封鎖が長期化すればエネルギー供給が逼迫するとの懸念がある。
韓国はアラブ首長国連邦(UAE)と原油を最優先で輸入することで合意した。韓国大統領府の姜勲植(カン・フンシク)秘書室長は15〜17日に大統領特使としてUAEを訪問した。1800万バレルの原油を追加で輸入することで一致した。
姜氏は18日の記者会見で「最悪の事態は免れたと言える」との認識を示した。「少なくとも(韓国への)原油供給が途絶えるような状況にはならないと確信している」と説明した。
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