【ナイロビ共同】アフリカ・コンゴ(旧ザイール)で独立翌年の1961年にルムンバ初代首相が暗殺された事件を巡り、旧宗主国ベルギーの首都ブリュッセルの裁判所が17日、93歳のベルギー人元外交官の公判開始を命じた。遺族やコンゴ市民から歓迎の声が出ている。欧州メディアなどが23日までに伝えた。  独立後のコンゴ動乱の中、35歳で暗殺されたルムンバは「コンゴ独立の英雄」と呼ばれる。暗殺にはベルギーの関与が指摘されてきた。報道によると、元外交官はルムンバの違法拘束や移送に関わった「戦争犯罪への加担」のほか、ルムンバの盟友だった2人の殺害への関与も問われている。  元外交官は異議を申し立てることが可能。これまで事件への関与を否定してきた。欧州委員などを務めた経歴がある。  ベルギー政府は殺害の道義的責任を認めて2002年に謝罪。遺族が11年、暗殺に関与したとしてベルギー政府や軍の関係者10人を告訴した。元外交官はうち唯一の存命者で、事件に絡む初の訴追になるという。

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