
小泉進次郎防衛相は28日、太平洋戦争末期の激戦地・硫黄島(東京都小笠原村)で開かれた日米合同慰霊式の出席に合わせ、硫黄島内を視察した。視察後、軍事活動を活発化させる中国を念頭に「太平洋側の広大な海空域における防衛体制の強化は喫緊の課題だ」と記者団に強調。自衛隊の必要な体制を検討する「太平洋防衛構想室」を4月に設置すると表明した。
太平洋防衛の強化は、政府が年内に改定する国家安全保障戦略など安保関連3文書の論点の一つとなる。自衛隊基地がある硫黄島を巡っては、大型船が利用可能な港湾の整備や滑走路を拡張する案を検討する方針だ。
小泉氏は、太平洋の防衛体制について「現時点で必ずしも十分ではなく、広大な部分が空白状態になっている」と指摘。シーレーン(海上交通路)防衛を強化し「わが国の社会経済活動の基盤を守り抜く」と訴えた。〔共同〕
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