【キーウ=共同】ウクライナのゼレンスキー大統領は3月31日、侵略するロシアが激戦地のウクライナ東部ドンバス地域(ルハンスク、ドネツク両州)を「2カ月で制圧する」と米国に伝達していたと記者団に明らかにした。この期間内にウクライナ軍が撤退すれば「戦争が終結する」とも主張していたという。
ゼレンスキー氏は、ロシアが11月の米中間選挙を見据え、戦闘終結の意思があるように装っていると批判。2カ月以内のドンバス制圧は事実上不可能で、仮に制圧してもロシアは戦闘を続ける意向だとの見解を示した。
さらに「こうした主張を信じる人がいることに驚いている」と指摘。4月1日に米国のウィットコフ和平交渉担当特使やトランプ大統領の娘婿クシュナー氏とオンラインで協議するとした。
また、ロシア軍による住民の虐殺があったキーウ近郊ブチャの解放から3月31日で4年となり、欧州連合(EU)のカラス外交安全保障上級代表やEU加盟国の外相らがブチャやキーウを訪問し、関連会合に出席した。
ウクライナのシビハ外相は会合後の記者会見で、昨年12月に決定したEUによるウクライナ向け約900億ユーロ(約16兆5千億円)の無利子融資について、ロシアに融和的なハンガリーが阻止していることを念頭に「ロシアから欧州を守るための資金だ」と訴え、早期実施を改めて求めた。
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