
【ソウル=北松円香】フランスのマクロン大統領は2日、ホルムズ海峡を武力で開放するのは「非現実的だ」と述べた。ホルムズ海峡に出向いて自分たちの手で石油を確保するように各国に求めたトランプ米大統領に反論した。
訪問先のソウルで記者団に語った。武力で開放を試みれば「(封鎖が)永遠に続くことになるだろうし、海峡を通過するすべての船舶を危険にさらす」と話した。安全な航行の再開は停戦後のイランとの協調によってのみ可能だという認識を示した。
イラン攻撃をめぐるトランプ氏の一連の言動にも苦言を呈した。攻撃は米国とイスラエルが同盟国に相談なく始めたものだと指摘したうえで「自分たちだけで決めた作戦が支援を受けていないと、あとになって不満を言っている」と批判した。
北大西洋条約機構(NATO)脱退など発言がめまぐるしく揺れ動くトランプ氏に「(同盟関係について)毎日発言すべきではない。有事の際に動くのみだ」と語った。
「誰しも安定、平静、平和を必要としている。人々の命がかかっており、これは見せ物ではない」と拙速な判断や軍事行動に釘を刺した。
マクロン氏は3月31日から日本と韓国を歴訪中だ。日韓に対して「フランスは信頼の置けるパートナーであり、国際法や安定性を守るというメッセージを送りたい」と述べた。
トランプ氏は1日、米国民向けの演説で「ホルムズ海峡を経由して石油を輸入する世界各国は航路を守り抜かなければならない」などと一方的に主張した。今後の軍事作戦が「2〜3週間」になるとの見通しを示し、早期終結の期待は後退した。
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