
【ワシントン=野一色遥花】米新興アンソロピックのプログラミング用人工知能(AI)「クロードコード」の設計情報の一部が漏洩したことがわかった。新バージョンの投入とともに情報が流出した。アンソロピックは人為的なミスが原因だと説明した。
流出したのはプログラムの設計図にあたるソースコードの一部。米メディアによると50万行以上のコードが漏洩した。発見したITエンジニアのチャオファン・ショー氏は3月31日、X(旧ツイッター)に流出データへのリンクを投稿し、3400万回以上閲覧された。
アンソロピックは日本経済新聞の問い合わせに「顧客の機密情報などに影響はなかった」と回答した。米紙ウォール・ストリート・ジャーナルによると、1日にはソフト開発プラットフォームの「Github(ギットハブ)」に、流出情報を含むファイルの削除を求めた。
アンソロピックでは情報流出が続いている。3月には「カピバラ」や「ミトス」と呼ぶ開発中のAIモデルに関する未発表情報を誤って閲覧可能な状態にしていた。複数メディアによると2025年2月にもコードの漏洩があった。
企業向けAI提供が主力のアンソロピックにとって、一連の情報流出は顧客の信頼を失いかねない事態だ。アンソロピックは早ければ10月にも新規株式公開(IPO)を検討していると報じられている。
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