【ワシントン=共同】トランプ米大統領(共和党)は3日、SNSで、野党民主党が優勢な州で不正の取り締まりを強化すると訴え、バンス副大統領を責任者にすると発表した。11月の中間選挙に向けて民主党の統治能力に対する不信感を植え付け、対イラン攻撃が引き起こしたガソリン価格上昇などの混乱から国民の目をそらす狙いがありそうだ。
トランプ氏は「腐敗した民主党の政治家が前例のない規模で納税者の資金をやりたい放題に盗んでいる」と一方的に主張。バンス氏を「不正対策責任者」にするとした。摘発の重点地域として西部カリフォルニア州、中西部のイリノイ州、ミネソタ州、東部のメーン州、ニューヨーク州を名指しした。
連邦当局は2日、ロサンゼルスやその周辺で5千万ドル(約80億円)規模の医療不正に関与したとして8人を逮捕した。バンス氏はX(旧ツイッター)への投稿で「不正摘発において一切時間を無駄にしない」と成果をアピールした。
トランプ政権はこれまでも医療不正といった問題を民主党への攻撃材料にしてきた。ミネソタ州で起きた大規模な補助金の不正受給事件を巡っては、2024年大統領選の民主党副大統領候補だったウォルズ知事の責任を追及し、今年11月の知事選への3選出馬断念に追い込んだ。
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