【ソウル=小林恵理香】韓国の情報機関、国家情報院(国情院)は6日、北朝鮮が伝統的に友好関係にあったイランと距離を置いていると分析した。北朝鮮が中東情勢が沈静化した後の米国との関係構築を見据え、対外発信を控えていると指摘した。

国情院が6日に非公開の国会情報委員会で報告し、出席議員が報道陣に明らかにした。

北朝鮮はハメネイ師が死去した際やモジタバ・ハメネイ師が最高指導者に就任した際にも祝電を送っていない。米イスラエルによるイラン攻撃が始まって以降、北朝鮮はイラン側に武器や物資の支援もしていないとの見方を示した。

北朝鮮は2月の朝鮮労働党大会や、3月に開いた最高人民会議(国会に相当)でも、米国の姿勢を「覇権主義的」だと警戒したが、米国との対話の可能性には含みを残した。

国情院は、北朝鮮が「トランプ米大統領個人への批判には抑制的だ」とも指摘。北朝鮮が5月にも北京で開く米中首脳会談後に米国との外交機会を確保するために準備を進めているものだと分析した。

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