岩屋外務大臣は日本時間の1日夜、クウェートで開かれた、ペルシャ湾岸の産油国6か国で構成するGCC=湾岸協力会議の外相会議に出席しました。
この中で、GCCの議長国を務めるクウェートのヤフヤ外相は「今回の会議は地域情勢が顕著に変化する中で行われており、連携して取り組む必要がある」と述べました。
これに対し岩屋大臣は「GCC各国はわが国の原油需要の9割以上を安定的に供給するエネルギー安全保障上の重要なパートナーだ。国際エネルギー市場の安定に向けて引き続き主導的な役割を果たすことを期待している」と述べました。
会合で岩屋大臣と各国外相はイランの核開発をめぐる協議の進展や、深刻な食料不足が続くパレスチナのガザ情勢の改善などに向けて、連携を強化していくことで一致しました。
また、おととし交渉再開で合意した、EPA=経済連携協定の早期妥結に向けて交渉を続けていくことや、先端技術やクリーンエネルギーといった幅広い分野で協力関係を構築していくことも確認しました。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。