インドのモディ首相は1日、訪問先の中国の天津でロシアのプーチン大統領と会談しました。
会談の冒頭、プーチン大統領が「ロシアとインドは何十年にもわたって友好的で信頼関係のある特別な関係を維持してきた」と述べたのに対し、モディ首相は「両国の緊密な協力関係は、世界の平和や安定、繁栄にも重要だ」と応じました。
そのうえで、モディ首相はウクライナ情勢に関して、「最近の和平に向けた取り組みを歓迎する。すべての当事者が、この問題に対して建設的な姿勢で臨むことを願っている。紛争を一刻も早く終結させ和平を確立する道筋を模索すべきだ」と指摘しました。
モディ首相はこの会談の2日前、8月30日にはウクライナのゼレンスキー大統領と電話で会談したあと、SNSに「いまも続く紛争や和平、安定の回復に向けた取り組みについて意見を交換した。インドはこれらに向けたあらゆる努力を全面的に支持する」と投稿していました。
モディ首相としては、原油などを購入しているロシアとの関係を重視しつつも、ウクライナにも寄り添う姿勢を示した形です。
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