ウクライナ情勢をめぐって、ロシア軍は東部や南部を中心に攻勢を強め、占領地の拡大を図っているのに対して、ウクライナ軍は無人機を使ってロシア国内にある製油所などへの攻撃を続けています。
こうした攻撃のねらいに関して、ウクライナ国防省の情報総局のイェリン報道官は8月下旬、NHKのインタビューに対し、「戦争は技術がすべてで、技術には燃料が欠かせない」と述べ、兵器の運用に必要な燃料の供給をたつなどしてロシア軍の戦争を継続する能力をそぐことに重点を置く考えを示しました。
また、「この攻撃のもう1つの重要な要素は、イメージの低下だ。ロシア国民や全世界に対してロシア人もぜい弱であると示すことができる」と述べました。
そしてイェリン報道官は「われわれは最後まで戦い続ける」とした上で、「これまで届かなかった場所にも時間がたてば必ず届くと確信している」と述べ、無人機やミサイルの開発を進めるなどしてロシア領内の奥深くへの攻撃を強化する姿勢を強調しました。
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