AP通信などは3日、IAEAがイランの核開発に関する最新の報告書をまとめたと伝えました。

それによりますと、イランの核施設がイスラエルに攻撃された6月13日の時点で、イラン国内には核合意の上限を大きく超える濃縮度60%のウランが合わせて441キロ貯蔵され、前の月と比べて32キロ、割合にしておよそ8%増えていたということです。

しかし、攻撃のあとの2か月半ほどは、現地での査察などを実施できず、高濃縮ウランの貯蔵量を把握できていないとして、重大な懸念を示しているということです。

イラン側は、IAEAによるイランでの活動が核施設攻撃の口実に利用されたと非難して、IAEAへの協力をほとんど停止しています。

これについて、IAEAのグロッシ事務局長は、イランとの協議を数日以内に行うため調整していることを明らかにしました。

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