ロシア ウクライナに軍事侵攻(9月3日の動き)
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ゼレンスキー大統領 北欧5か国・バルト三国と結束を確認
ウクライナのゼレンスキー大統領は3日、デンマークを訪問し、北欧の5か国とバルト三国の首脳たちと会談しました。
会談を受けて発表された共同声明では「ウクライナは無条件で完全な停戦に応じる用意があるが、ロシアは停戦への措置を講じていない」などとしてロシアを非難しています。
その上で「武器や弾薬、防空システムの供与を加速することが緊急に必要だ。公正かつ永続的な平和には、ウクライナへの強固で信頼できる安全の保証が必要だ」として、ウクライナへの軍事支援を強化する方針を盛り込んでいます。
ウクライナの安全の保証をめぐっては、停戦後のウクライナに部隊の派遣などを検討する有志連合の首脳会合が4日にフランスで開催される予定で、これを前に対ロシアで結束を確認したかたちです。
また、デンマーク政府は3日、国内でウクライナ企業がミサイルの燃料などの製造を開始すると発表し「ウクライナ支援の新たな一歩を踏み出した」としています。
この企業は最大射程がおよそ3000キロとされる新型巡航ミサイル「フラミンゴ」を製造しています。
仏大統領 “和平協定締結で ウクライナに安全の保証を用意”
ロシアとの停戦が実現した際に、ウクライナに部隊の派遣などを検討する有志連合の首脳会合が4日、フランスで開かれます。
マクロン大統領は3日、ウクライナのゼレンスキー大統領と会談を行いました。
会談に先立って両首脳はそろって記者会見し、マクロン大統領は、停戦後のウクライナへの安全の保証について、すでに有志連合に参加する各国の国防相レベルでの準備作業は終わり、必要なのは政治的な手続きだけだと説明しました。
その上で「ヨーロッパは、和平協定が締結されればすぐにウクライナに安全の保証を提供する用意がある」と強調しました。
ゼレンスキー大統領は「ヨーロッパとアメリカの連携はウクライナの平和のために重要であり、外交的な解決に向けてロシアへの圧力を強める結果になる」と述べました。
4日は各国の首脳が参加するほか、アメリカのトランプ大統領が電話で参加する会合も予定されていて、ウクライナの安全の保証にアメリカがどのように関与するのかが焦点となっています。
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