
小泉進次郎農相は5日、トランプ米大統領が署名した日米の貿易合意に関する大統領令について発言した。関税ゼロのミニマムアクセス(MA)米の枠内で米国産を75%増やす合意を巡り、起点とする年や実施時期などの詳細は「今後事務方も含めてよく確認したうえで対応する」と述べた。
閣議後の記者会見で語った。MA米の77万トンという総量は変わらず「繰り返し国会で申し上げてきた内容を再確認したものだ」と強調した。「合意を誠実に履行していくことはお互いの責任なので、政府全体と連携しながら進めたい」と話した。
75%増という数値はこれまで米国政府が示してきたが、日本政府は明らかにしていなかった。小泉氏は「一般論として、他国との合意内容に関する説明はそれぞれの国が特に重視する点を中心におこなってきた」と説いた。
牛肉への関税率など他の項目も含めて「具体的な手続きをどう進めるか、まだ事務方同士でしっかりやらないといけないことが残っている」と言及した。
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