トランプ大統領は5日、ホワイトハウスで記者団に対し、アメリカが議長国をつとめる来年のG20の首脳会議を、南部フロリダ州マイアミで開催すると明らかにしました。

会場は、自身のゴルフ場を中心としたリゾート施設で、トランプ大統領は1期目の2019年にも、翌年のG7=主要7か国の首脳会議をこの施設で開くと発表しましたが、当時、大統領の地位を利用して利益を得ることになるなどと批判が相次いだことを受けて、撤回した経緯があります。

今回、自身の施設を会場とすることについて、「空港のすぐ近くだから、皆が望むだろう。最高のロケーションだ」と主張しました。

また、ロシアのプーチン大統領や中国の習近平国家主席の参加について問われると、「彼らが望むならぜひ来てほしい」と述べ、期待を示しました。

一方、南アフリカで行われる、ことしのG20の首脳会議については、トランプ大統領は欠席すると明らかにしたうえで、バンス副大統領を派遣するとしています。

南アフリカをめぐっては、トランプ大統領がことし5月、ラマポーザ大統領との首脳会談で、南アフリカで少数派の白人が迫害されていると一方的に主張し、公然と批判したことが波紋を広げました。

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