ウクライナでは7日朝にかけて、一晩では最大規模とされるロシア軍の無人機などによる攻撃を受け、首都キーウの中心部にある政府の庁舎や各地の住宅などに被害が出ました。
こうした中トランプ大統領は7日、ホワイトハウスで記者団から「ロシアに対する制裁の第2段階に進む準備はできているのか」と問われたのに対し「できている」と答え、ロシアに対する制裁を強化する可能性を改めて示しました。

またベッセント財務長官は7日、SNSへの投稿で「さらなる経済的な圧力はロシア経済を完全な崩壊に導く可能性があり、それがプーチン大統領を交渉のテーブルにつかせることになるだろう」とするとともに、ヨーロッパの国々もロシアへの圧力を強める必要があるという考えを示しました。
トランプ大統領は今週、ヨーロッパの首脳らが個別にアメリカを訪れるとしていて、制裁などロシアへの対応を協議するとみられます。
トランプ大統領はウクライナとロシアの首脳会談の実現を働きかけてきましたが、ロシアは慎重な態度を示しながら攻撃を強めていて、和平や停戦の見通しが立たない状況が続くなか、ロシアへの圧力を強める姿勢を見せています。
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