中谷防衛大臣は9日、訪問先の韓国で、フィリピンのテオドロ国防相とおよそ30分間会談し、中谷大臣は海洋進出を強める中国などを念頭に、地域の安全保障環境が厳しさを増す中、フィリピンを含め、価値観を共有する各国と協力していきたいという考えを伝えました。
そして両大臣は自衛隊とフィリピン軍が共同訓練をしやすくするための「円滑化協定」が11日発効することを踏まえ、両国の連携を一層強化し、防衛協力を深化させていくことで一致しました。
また、フィリピン海軍が、退役予定の海上自衛隊の護衛艦の調達を検討していることなどをめぐっても意見を交わし、引き続き防衛装備や技術協力を進めていくことを確認しました。

会談のあと、中谷大臣は記者団に対し「インド太平洋地域の平和と安定にとって非常に意義深く、地域に対して前向きなメッセージが発信できた」と述べました。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。