米西部ユタ州のユタバレー大学で10日、トランプ米大統領を支持する右派の政治活動家として知られるチャーリー・カーク氏(31)が何者かに銃撃された。米NBCなどが報じた。ほかに撃たれた人はいないという。銃撃後、トランプ氏は自身のSNSでカーク氏が亡くなったと明かした。

 NBCによると、カーク氏が大学のイベントで講演中に近くの建物から発砲音が聞こえた。直後にカーク氏は首から血を流して倒れ込み、観客も逃げ出す騒ぎになったという。

 カーク氏は「ターニング・ポイント」という団体を率い、昨年の大統領選でトランプ氏の選挙活動を応援した。トランプ氏は事件直後に自身のSNSで「銃撃されたチャーリー・カークのために皆で祈らなければならない」と投稿。その後、「偉大なる、伝説的なチャーリー・カークが亡くなった。米国において、チャーリーほど若者の心を持ち、理解した者はいなかった」と亡くなったことに言及した。

 FBIのパテル長官はX(旧ツイッター)でFBIの捜査官が現場に到着しており、安全確保と地元当局による捜査に協力していると明らかにした。

 カーク氏は今月7日に、東京都内で開かれた参政党のイベントにも参加していた。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。