ロシアとベラルーシの合同軍事演習が12日、ベラルーシで始まりました。

隣国ポーランドは、ベラルーシとの国境を閉鎖し警戒を強めています。

演習はベラルーシ東部のほか、バルト海、バレンツ海の海域で行われています。

ロシア国防省は山あいを走行する戦車や海上を航行する艦船、銃を構える兵士などの訓練の映像を公開しました。

ロシア国防省によりますと、部隊間の連携確認に加え、ロシアとベラルーシへの侵略を想定した防衛、脅威の無力化、敵の侵略を局地化して撃破する訓練が行われます。

また演習には、ロシア主導の軍事同盟CSTO(集団安全保障条約機構)の加盟国の部隊も参加しているということです。

ロシアのペスコフ大統領報道官は演習について「他国に脅威を与えるものではない」と主張していますが、ロイター通信によりますと、隣国ポーランドは演習の開始に伴い、ベラルーシとの国境を閉鎖しました。

ポーランド内務相は「この演習はポーランドとEU(ヨーロッパ連合)を明確に標的としている。我が国に対する侵略の訓練だ」と強く非難し、警戒を一段と強めています。

合同軍事演習は16日まで行われる予定です。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。