北朝鮮国営の朝鮮中央通信は、キム・ジョンウン総書記が、12日までの2日間、国防科学院の研究所を視察したと13日伝えました。

キム総書記は、装甲車などに搭載される防御システムの稼働試験を確認し「戦闘力が非常に強化されている」と評価しました。

そのうえで、開催を予告している朝鮮労働党の党大会では、国防分野で「核武力と通常武力の並進政策を提示する」として、核・ミサイルだけでなく、通常兵器の開発も強化していく考えを示しました。

また、朝鮮中央通信は、キム総書記が12日、狙撃手の部隊の訓練を視察したと伝えました。

この中でキム総書記は「すべての狙撃手が激しい戦闘を直接経験し、現代戦に対応するため多様な訓練を行わなければならない」と述べたということです。

北朝鮮としては、ウクライナ侵攻を続けるロシアへの派兵による経験や見返りとしての技術支援などをもとに、軍の装備の強化を図るねらいがあるとみられます。

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