イギリスの首都ロンドンで13日、移民に反対する大規模なデモが行われ、約15万人が参加しました。

一部で警察との衝突が起き、負傷者や逮捕者も出ています。

ロンドン中心部のトラファルガー広場前では、多くの人が旗を掲げて、移民に反対を訴えています。

現地メディアによりますと、このデモは極右活動家トミー・ロビンソン氏が呼びかけ、移民政策に反対する参加者約15万人が集まりました。

一方、すぐ近くでは、約5000人が人種差別に反対する別のデモを行っていて両者の間で緊張が高まりました。

映像では、移民に反対する人の前に警察官のバリケードがあり、その先に差別に反対する人たちのデモの様子が分かります。

警察は機動隊や騎馬隊を動員し衝突の拡大を防ごうとしましたが、一部が規制区域を突破しようとして小競り合いとなり、警察官26人が負傷、このうち4人が重傷で、少なくとも25人が逮捕されました。

イギリスでは、亡命申請者が2002年以来の最多を更新していて、不法移民などに対する反発が拡大しています。

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