ロシアでは今月12日から14日にかけて統一地方選挙が行われ、中央選挙管理委員会は、15日、暫定の開票結果を発表しました。
それによりますと、直接投票が行われた20の地域の知事や首長を選ぶ選挙で、政権与党「統一ロシア」が推薦する候補が、全員、当選を決めました。
「統一ロシア」の党首のメドベージェフ前大統領は、14日、「選挙の結果はプーチン大統領と党の進める路線への信頼を表すものだ」と述べ、長期化するウクライナ侵攻を支える政権与党が信任されたと強調しました。
一方、中央選挙管理委員会によりますと、今回の統一地方選挙には、地方議会選挙などにウクライナでの「特別軍事作戦」に参加した1600人余りが立候補しました。
国営のタス通信によりますと、「統一ロシア」の幹部は15日、このうち党から立候補した少なくとも837人が当選したとしています。
プーチン政権は、ウクライナ侵攻の参加者を英雄と位置づけ、各地で自治体や企業などの幹部に登用する施策を推進していて、今回の選挙結果も事実上、その一環とみられています。
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