東京都は15日、上野動物園にいる双子のジャイアントパンダを来年1月26~31日の間に中国へ返還すると発表した。国内のパンダはこの2頭のみで、1972年にカンカン、ランランが中国から贈られて以来、初めて列島からパンダがいなくなる。
双子は2021年6月に上野動物園で誕生。日本生まれのパンダも中国に所有権があり、来年2月20日が返還期限となっている。都の担当者は「中国側の検疫、受け入れ施設のスケジュールを調整し、1月下旬になった」と説明し、予定の範囲内だとした。都は新しいパンダの貸与を希望しているが、中国側からは「受け止めている」との回答にとどまっているという。
国内では和歌山・アドベンチャーワールドのパンダ全4頭が今年6月に返還され、残りは上野の2頭のみとなっていた。【遠藤龍、加藤昌平、柳澤一男】
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