移民取り締まりの影響が動物たちにも(写真はイメージです) Jorge Rojas-Unsplash

<強制捜査で突然家族を失い、路上で待ち続けたシベリアンハスキー。取り残されたペットたちの知られざる現実とは>

米移民・関税執行局(ICE)による強制捜査が家族に与える影響については広く議論されてきたが、カリフォルニア州の動物保護団体が、ペットに及ぶ悲痛な影響を明らかにした。多くの愛犬が置き去りにされ、野良犬となっているのだ。

【動画】ICEの強制捜査で家族を失い、路上で待ち続けるハスキー

ロサンゼルス在住のニマ・ナセリさん(42)は、助けを必要とする動物のために、TikTokアカウント「@savethedogs」を開設した。当初は、動物たちのストーリーを共有し、地元の保護センターでの一時預かりや里親、ボランティア活動を促すことが目的だった。しかし最近では、ICEの強制捜査の結果として野良犬になった犬たちを主に取り上げるようになった。

ナセリさんは本誌に対し、「家族に何が起きたのか理解できていない」動物たちの姿を見るのは、身を切られるような思いだと語った。なかでも最も涙を誘った出会いの1つが、家族の帰りを待つかのように路上に横たわっていたシベリアンハスキーだ。ナセリさんはその犬の背景を知り、助けずにはいられなくなったという。

「その犬はもともと、あの地域で走行中のトラックから投げ捨てられ、その後、別の家族に引き取られたことがわかった。しかし、その家族がICEによって強制送還され、彼は昨年10月からずっと街をさまよっていた」とナセリさんは言う。

ICEの強制捜査によって影響を受けたペットの数を示す公式なデータはないが、シェルターや保護団体の報告によれば、遺棄されたり引き渡されたりする動物は増加している。2025年7月、ロサンゼルス郡動物ケア・管理局(DACC)は本誌に、わずか数週間のうちにICEの捜査を受けた家族からペット19匹を保護したと述べている。

今回見つかったハスキーは、ひとりぼっちではなく、ピットブルが常に寄り添っていた。そのピットブルがハスキーと同じ運命をたどったのか、あるいはただ捨てられたのかはわかっていない。

他のボランティアや保護団体の協力もあり、最終的に2匹は一緒に保護された。ナセリさんによれば、2匹は現在、一時預かり先や里親が見つかるのを待っている。

「手入れが行き届いた犬たちが保護されているのを、多くの団体が目の当たりにしている。彼らの様子を見れば、家族に突然何かが起きたのは明らかだ。すべてが一瞬で変わり、彼らは混乱し、怯え、孤独に取り残される」とナセリさんは言い、こうした動物たちを支援する仕組みが必要だと述べた。

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