プロ野球阪神タイガースの2年ぶり7回目のセ・リーグ優勝を祝って、虎党40年と胸を張る三重県名張市のスパイスカレー店主が13日までの期間限定で、「Vカレー」をお店で提供している。
名張市滝之原で「グレース」を経営する鳥井契さん（50）。阪神が21年ぶりにリーグ制覇を果たした1985年、小学生のころにテレビで見たバース選手の本塁打に「しびれて」以来の熱烈な阪神ファンという。甲子園球場の右翼の年間予約席を買って、今季も50試合ほどは名張から応援に駆け付けるというから筋金入りだ。
今月7日の優勝決定の瞬間も甲子園にいた。「いくらゲーム差があっても決まるまでは不安なもの。何回してもやっぱり優勝はうれしい」。が、喜びに浸る間もなく名張に最終電車で戻り、翌日から店で出す「Vカレー」の仕込みに励んだと苦笑いした。
Vカレーは、特製の牛すじカレーの上に自家栽培した細切りのナスを置いて「虎柄」をイメージ。黄色いターメリックライスは、Vの形にしたハムで飾った。ドリンクとセットで900円。「CS、日本シリーズを勝ち抜けば、次は日本一カレーを出します」。鳥井さんが笑顔で言った。
営業時間は午前11時～午後4時（ナイターで阪神戦がある日などは閉店が早まることあり）。店休日などの問い合わせはグレース（0595・51・6797）。【山口敬人】
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