■東京2025世界陸上競技選手権大会(18日、国立競技場)

女子800m予選に出場した、現役高校生で日本記録保持者の久保凛(17、東大阪大敬愛高)。観客席で家族が見守るなか迎えたシニアでの世界デビュー戦は、2分2秒84の組7着。同種目、日本勢大会史上初の準決勝進出とはならなかったが、大観衆のなか健闘した。

レースを見守った大学1年生の兄・瞬さんは「凛は17歳だからとか言い訳にしたくないと思うけど、17歳でこんなすごい舞台に立ってる。めっちゃかっこいい。尊敬すべき妹です」と涙ぐんだ。「朝からめっちゃ努力してるから報われてほしいなと思ったけど、まだまだいっぱいチャレンジする機会はあるから。もっと経験積んで、実力つけて、もっと陸上人生を楽しんでほしいなと思います」。今大会、女子選手で最年少の出場となった妹の勇姿に、エールを送った。

父・建二郎さんも「すごく良く頑張ったなと思います。本当にすごいなと思います」。母の恵美さんは、久保の大好物だという「かぼちゃのそぼろ煮をつくってあげたい。頑張ったね」と労った。

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