東京世界陸上、大会7日目(19日)の男子200m決勝ではノア・ライルズ(28、アメリカ)が19秒52でフィニッシュし、ウサイン・ボルト以来、史上2人目の4連覇の偉業を達成した。

大会スペシャルアンバサダーの織田裕二さんはレース前「こんな楽しみな200mは久しぶり。(強い)ジャマイカが戻ってきたね、100mは1位・2位だし。みんなフレッシュ。怖いよアメリカは」とワクワクした表情で見守った。

200m決勝は8人全員が準決勝で19秒台を出したハイレベルな戦いに。「この(ブライアン)レベルのふてぶてしさ、なにこの落ち着きっぷり。内心は違うのかな〜。テボゴはパリで金を取ってるんだけどまだ22歳ですからね。そういう意味じゃノアだけがお兄さんですよ、28歳」と優勝候補の選手らの表情を見ながら分析。

「ここは世代交代にはまだ早いんだよっていう王者の貫禄を見せなきゃいけない!絶対負けちゃいけないノア!これもし負けたらもうレベルとかテボゴはもう怖くねぇって舐めちゃう」と“王者vs若手”のレースに期待を膨らませた織田さん。

レースはライルズが前半で少し遅れるも、後半に21歳の新星レベルらと横並びとなり、見事逆転して金メダル。「ベドナレクが来る…ノアだ!」と興奮気味にレースを見届けた織田さんは最後に拍手を送り「さすがです。ここは勝たなきゃね」と優勝したライルズを労った。

織田さんはレース後「今回ジャマイカ含め中南米に風吹いてるなと思ってたんですけど、アメリカの意地ですね」と称えた。金メダルを獲得したライルズは「次の目標は4×100mリレーの金メダルだ」と口にし、リレーでの金に向けても意欲をみせると、織田さんは「ノアごめんなさい。金はうちが取るかもしれません」と対抗心を燃やし、日本勢のメダル獲得に期待を寄せた。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。