ドジャースの大谷翔平(31)が敵地でのダイヤモンドバックス戦に“1番・投手兼DH”で出場。投げては投手復帰後最長の6回91球を投げ被安打5、奪三振8、四死球0、失点0、最速は162.8㎞の快投だった。しかし大谷は2勝目の権利を持って降板するも、リリーフ陣がリードを守り切れず、勝利目前にまたも勝ち星が消滅。打者としては3打数ノーヒット(1四球)も連続試合出塁は27に伸ばし、今季最長を更新した。この日、同地区2位のパドレスが勝利したため、優勝マジックは「3」のままで、ゲーム差は1.5に縮まった。

6回を投げ切った大谷は試合後、「またワンステップ、踏めたのが良かったですし、ポストシーズンの前に最終的なステップを踏めたっていうのは、プラスのことかなと思ってます」と振り返った。

試合は4-0で迎えた7回、大谷に代わってマウンドに上がった2番手・J.ドレイヤー(26)がタイムリーを浴び1点を返されると、代わったE.エンリケス(23)がデルカスティーヨに2ラン本塁打を浴び、4-3と1点差に。さらに9回、T.スコット(31)が1死二、三塁のピンチから犠牲フライと適時打を許し、逆転サヨナラ負けを喫した。

2勝目を逃した大谷だが「去年肩の手術があったので前半投げれずに、ちょっとリハビリのプロセスが遅れ気味でしたけど、ポストシーズンの前に最終的な段階を含めたので、そこは十分満足してますし、これまでのスタッフの方々のサポートに感謝したいなと思ってます」と確かな感触を掴んでいた。

「ブルペン陣は一丸となっていると思いますし、結果に関しては苦しいとは思いますけど、それでも前半はブルペン陣のおかげで勝っている試合はいっぱいあるので」とチームメイトを労った大谷。続けて「打線に関しても下位打線中心にやっぱり粘り強く得点するゲームも増えてると思うので、ポジティブな部分もあるし、少しうまくいってない部分っていうのもある。何とかみんなで頑張りたいなと思ってます」と語った。

ポストシーズンに向けては「本当に行けって言われたときに、行く準備、それが仕事だと思うのでどういうシチュエーションでもしっかり準備をして対応したいなと思います」と意気込んだ。

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