■MLB ドジャース 3-2 マリナーズ(日本時間27日、T-モバイル・パーク)
ドジャースの大谷翔平(31)が敵地でのマリナーズ戦に“1番・DH”で出場し、3打数無安打1四球。ノーヒットに終わるも30試合連続出塁、今季20盗塁目をマークし史上初2度目の“50HRー20盗塁”を達成した。また、7回にリリーフで登板した佐々木朗希(23)も1回2奪三振、最速161.1㎞で無失点に抑える投球。試合は1点を追う3回、E.ヘルナンデス(34)の2ラン本塁打で逆転、6回にも1点を加え最後は3ー2でリードを守り切った。
前日の試合では大谷が54号2ラン、山本由伸(27)が今季30度目の先発で6回(94球)4安打、無失点の好投をするなど4年連続の地区優勝を決めたドジャース。この日はM.ベッツ(32)やF.フリーマン(36)らの主力がスタメンから外れた。
大谷はマリナーズの先発・G.カービー(27)に対し、1回の第1打席は空振り三振。無得点で初回を終えると直後の1回裏、ドジャースの先発・E.シーハン(25)は安打と暴投で1死二塁のピンチに。すると3番・J.ロドリゲス(24)の打球をレフトを守るM.コンフォート(32)が後ろに逸らし、先制を許した。
1点を追う打線は3回、先頭のD.ラッシング(24)が三安打で出塁。この試合初めての走者を出すとE.ヘルナンデスにレフトへの2ラン本塁打が飛び出し逆転に成功した。1死走者無しで大谷は第2打席を迎え、四球で出塁、その後今季20盗塁目をマークし再びチャンスを作ったが追加点は奪えず。
1点リードで5回、大谷の第3打席目は中飛に打ち取られた。細かい継投でここまで1失点に抑えたドジャースは6回、マリナーズの2人目・E.バザード(30)に対し四球と安打で2死一、二塁のチャンスを作ると7番・ラッシングがライトへの適時打を放ち貴重な追加点を挙げた。
3ー1と2点リードに変わり、大谷の7回第4打席は初球から振りに行くも中飛。その裏、佐々木がメジャー2度目のリリーフで登板でマウンドに上がった。R.アロザレーナ(30)に左二塁打を浴びたが、最速161.1㎞のフォーシームを投げるなど無失点に抑えた。
終盤8回裏、佐々木に代わり6人目・B.トライネン(37)が登板。2死一、二塁とピンチを背負うと7番・D.キャンゾーン(28)にライトへの適時打を放たれ3ー2と1点差に詰め寄られた。
それでも9回裏はT.スコット(31)が1点リードを守り切り試合終了。大谷は、本塁打王争いリーグトップのK.シュワーバー(32、フィリーズ)の56本に2本差のまま、レギュラーシーズン残り2試合とした。それでもチームは3連勝、プレーオフへ向け弾みをつけた。
ドジャースはナ・リーグ3地区の優勝チーム(フィリーズ、ブルワーズ、ドジャース)の中で勝率が3番手のため、プレーオフはワイルドカードシリーズからスタート。ワイルドカード3位のチームと10月1日から対戦し、先に2勝したチームが次のディビジョンシリーズに進む。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。