川端選手は、27日に都内の球団事務所で会見し、今シーズンかぎりで現役を引退することを発表しました。

川端選手は、大阪府出身でプロ20年目の37歳。

2015年

2006年に高校生ドラフト3巡目でヤクルトに入団し、巧みなバットコントロールを持ち味に頭角をあらわし、2015年のシーズンに打率3割3分6厘、195本のヒットを打って首位打者と最多安打のタイトルを獲得し、チームの14年ぶりのリーグ優勝に貢献しました。

2021年 日本シリーズ第6戦 決勝のタイムリーヒット

その後は腰のケガと向き合いながら、2021年には代打の切り札として活躍し、チームが20年ぶりの日本一を決めた日本シリーズでは決勝のタイムリーヒットを打つなど勝負強さを見せました。

会見で川端選手は、「20年間、野球をやらせてもらい感謝している。山あり、谷あり、いいことも悪いこともたくさんあったが、すべてが財産になった」と話しました。

現役生活で継続してきたことを問われると、「ひたむきに野球をやることを心がけてきた。悔しい思いもたくさんしたが、それが自分自身を強くしてくれると思って、その気持ちを忘れないようにしてきた」と振り返りました。

また、27日と28日に1軍の出場選手に登録されることを明かしたうえで、「あと1本打ちたい。それでヒットが1100本、なんとか打ちたい」と、存在感を示してきたヒットで有終の美を飾ることを誓いました。

球団は、来年のオープン戦の時期に川端選手の引退セレモニーを行う予定です。

2023年

川端選手は、※通算1326試合に出場し、1099安打、打率2割9分3厘の成績をマークしています。

※通算成績は9月26日現在

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