■第73回全日本実業団対抗陸上競技選手権大会(27日、山口・維新みらいふスタジアム)
東京2025世界陸上の男子110mハードルに出場した泉谷駿介(25、住友電工)が、男子走幅跳の決勝に出場。“二刀流ジャンパー”は1回目でいきなり8m06(+0.4)の跳躍を披露し、東京世界陸上代表の津波響樹(27、大塚製薬)らを抑えて、2年ぶり3度目の優勝を飾った。
泉谷は1回目でいきなり8m06のビッグジャンプ。出場選手12人の中で、ただ一人8mを超える跳躍に記録が表示された瞬間、会場はどよめき泉谷からは笑みがこぼれた。2回目はパス、3回目は6m55(+1.1)で試技を終了した泉谷。28日の男子110mハードルにも出場を予定している。
9月15日、東京世界陸上の男子110mハードル予選で、13秒52の組5着となった泉谷は、準決勝進出突破ラインにわずか0.01秒及ばず、予選敗退となった。しかし翌日、準決勝の開始まであとわずかとなった所で一転、準決勝のスタートリストに泉谷の名前が掲載された。異例の復活で準決勝に臨んだが、4台目に転倒するアクシデントで29秒71の組8着、準決勝敗退となり、2大会連続でのファイナリストはならなかった。
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