昨シーズンから始まったバレーボールのSVリーグ。そのSVリーグ女子の中で、レギュラーシーズンはもちろん、チャンピオンシップでも安定感抜群の強さを発揮して、見事に初代王者に輝いたのが、大阪に本拠地を置く「大阪マーヴェラス」です。

 10月10日から始まる新たなシーズン(2025-26シーズン)を前に、大阪マーヴェラスの支援者によるオープニングパーティー(激励会)が開催され、監督、選手たちが連覇に向けての熱い思いを語りました。

 大勢の支援者が詰めかけた激励会の場で、チームを昨シーズン優勝に導いた酒井大祐監督が口にしたのが、チームとして今シーズンのテーマに掲げている「進化」という言葉。 酒井監督は、「優勝したのは過去の話。今シーズンに臨むにあたっては、(今までと)同じことをしていては勝てない。新しいことにチャンレンジしていきたい。もう一度、(優勝という)最高の景色を見るためにも、守りに入るのでなく攻めていく気持ちを大事にしたい」と力強く宣言しました。

 昨シーズンに続きキャプテンを務める田中瑞稀選手も、「連覇を目指すことは、私たち大阪マーヴェラスにしかできない特権。そのためには、個性豊かなメンバーが、それぞれの力を発揮することが大切。みんなが力を発揮できるようにチーム全員で頑張っていきたい」と、チーム全員で戦う姿勢を強調しました。

 10月から半年以上かけて行われるSVリーグは、今期ももレギュラーシーズンで44試合を戦う長丁場。それだけに、チーム全員の力が不可欠です。

 ライバルチームが積極的な補強によって戦力を充実させる中、酒井監督は「昨シーズンより、レギュラーシーズンの敗戦は増えるかもしれない。それでも、チーム全員が、ひとりひとりが成長していくことが何よりも大切。数多くの選手を生かしながら、チーム全体として成長していくことこそが、優勝への近道だと考えている。」と話しました。

 また、和田由紀子選手、佐藤淑乃選手ら日本代表として大きく成長した2人だけでなく、昨シーズンの得点王シルビア・チネロ・ヌワカロール選手が加わった強力攻撃陣を誇るNECレッドロケッツ川崎をはじめとするライバルチームに対しても、
「うちにも力的には十分に遜色ない選手がそろっている」と自信をのぞかせました。
 
 激励会の最後には、チームの攻守の要である林琴奈選手が「今シーズンは本当に大変なシーズンになると思うが、新たなメンバーも加わるので進化したマーヴェラスをお見せしたい。全員で戦って優勝を目指したい」と宣言。酒井監督は「第2回SVリーグの女王になって、2連覇できたねと言われたい。それまでは連覇という言葉は使わずに戦っていく」と、決意の言葉で締めくくりました。

 優勝に向けて覚悟を決めた指揮官のもと、まさにチーム一丸、コーチやサポートスタッフだけでなく支援者も含めて、全員でこのチームにしかできない「連覇」を目指す大阪マーヴェラス。10月10日(金)のホーム第1戦、ヴィクトリーナ姫路との関西対決から始まる新たなシーズンでの戦いぶりに注目です。


【大阪マーヴェラス SVリーグ日程(10月)】

10月10日(金)★大阪マーヴェラス 対 ヴィクトリーナ姫路(おおきにアリーナ舞洲)
10月11日(土)★大阪マーヴェラス 対 ヴィクトリーナ姫路(おおきにアリーナ舞洲)
10月18日(土)★大阪マーヴェラス 対 アランマーレ山形(HOS住吉スポーツセンター)
10月19日(日)★大阪マーヴェラス 対 アランマーレ山形(HOS住吉スポーツセンター)
10月24日(金) NECレッドロケッツ川崎 対 大阪マーヴェラス(東急ドレッセ川崎アリーナ)
10月25日(土) NECレッドロケッツ川崎 対 大阪マーヴェラス(東急ドレッセ川崎アリーナ)

 (★は、ホームゲーム)

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