10月4日(土) 2025年最終戦を終えたカープ。

試合後には就任3年目のシーズンを終えた新井貴浩監督が
球場に駆け付けたファンに向けて挨拶を行った。

新井貴浩監督
「今シーズンもたくさんのファンの皆様に応援をいただきありがとうございました。残念ながらこのような結果に終わり、悔しい気持ちとともに"自分の力の無さ"を反省しています。」

新井貴浩監督
「現在チームは変革期にあります。変わろうとしているとき、また新しい力が生まれるとき、必ず『苦しみ』が生じます。来年以降もこの苦しみは続いていくと思います。そこから逃げることなく忍耐強く立ち向かっていきたいと思います。来シーズンも応援よろしくお願いします。ありがとうございました。」

挨拶の後、新井監督からの"無茶ぶり"で、この日がカープでの最後のプレーとなった田中広輔と松山竜平も、ファンへのスピーチを行った。

田中広輔選手
「先ほど監督が挨拶で言ったように、僕自身もただただ悔しいです。きょうの試合、『どうしても勝って終わりたかった。』その気持ちが強かったです。監督が言った通り、チームは転換期にはありますが、ただ1軍の場は"勝つこと"を求められています。選手の皆さんはそこに甘えず来年はもっともっとスタジアムを満員にする野球をやってください。」

田中広輔選手
「僕自身もどうなるかわかりませんが、いち野球人としてこれから進んでいきたいと思います。12年間大きな声援、本当にありがとうございました。」

松山竜平選手
「皆さん本当にお久しぶりです。ことし去年と、チームの力になれず本当にすみませんでした。そして18年間、カープで面倒をみてくださった松田オーナー、球団関係者の皆さん、そして監督、コーチ、裏方の皆さん、本当にありがとうございました。」

松山竜平選手
「こんな中途半端な選手が18年間もカープのユニフォームを着てやれるとは思っていませんでした。ただ僕自身まだ終わることはできません。もう少し野球をやらせてください!そしていつかカープに恩返しができるように成長した姿を見せられるようにがんばっていきたいと思います。」

松山竜平選手
「そしてここにいる若い選手たち、本当に伸びしろしかなく、期待のもてる選手ばかりです。皆さんも来年からもっともっと熱い声援で選手たちを応援してください。そして僕自身もまだやりますのでどこかで応援をお願いします。本当に18年間お世話になりました。ありがとうございました。」

そして最後は、現役最後の打席で涙のフルスイングを見せた上本崇司選手も、大勢のファンの前で最後の挨拶を行った。

上本崇司選手
「そしてここまで野球をやってこれたのも、"怪我をする弱い体"に産んでくれた両親、そしてどんな時も僕の味方でいてくれた家族、そして今まで携わっていただいた指導者の皆様。そして現監督、新井監督をはじめコーチの皆さん、そして最初は怖かったけど愛情があり優しかった先輩、ぶち生意気だけどぶち可愛い後輩たち。そして裏方さん、トレーナーの皆さんのお陰でここまで野球をやってこれたと思ってます。本当にありがとうございました。」

上本崇司選手
「最後にはなりませんね。あと1つ"心残り"があるんですけど、現役時代からお世話になった食事をたくさん連れて行ってもらった、たくさんいじってもらって可愛がって頂いた、『新井さんを胴上げすることができなかった』っていうのが、僕の中では心残りではありますが、来年は必ずここにいるメンバーとまた新しい力が加わってきますので、そのメンバーで胴上げしてくれることを願っています。最後になりましたが本当にこの13年間応援していただいた皆様本当にありがとうございました。」

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