■MLB ナ・リーグ地区シリーズ第4戦 カブス 6ー0 ブルワーズ(日本時間10日、リグリー・フィールド)
カブスの鈴木誠也(31)が地区シリーズ第4戦に4番・ライト”で出場し、5打数1安打。試合はI.ハップ(31)の3ラン本塁打で先制するとK.タッカー(28)、M.ブッシュ(27)にもソロ本塁打が飛び出すなど6ー0とリードを広げた。流れを掴むと投手陣も無失点に抑え完勝。これでカブスは2勝2敗タイで並び、リーグ優勝決定シリーズ進出へ第5戦を迎える。
試合は先発のM.ボイド(34)が先頭に四球を出すも無失点に抑える立ち上がり。すると1回裏、安打と四球で1死一、二塁の好機で鈴木が第1打席を迎えた。しかしフルカウントから高めのフォーシームに空振り三振。それでも直後にここまで打率.095と不調だった5番・ハップがライトに豪快な3ラン本塁打を放ち、先制点を挙げた。
3回鈴木の第2打席は遊ゴロとここまでノーヒット。中盤5回、ボイドは2死二、三塁の場面で降板。4回2/3、67球を投げ、被安打2、奪三振6、四死球3、失点0だった。2人目でマウンドに上がったD.パレンシア(25)が後続を抑え無失点で切り抜けた。
5回には1死満塁の好機で第3打席を迎えた鈴木だったが、ブルワーズの3人目・A.アシュビーに対しカーブに空振り三振を喫した。6回には1死一、二塁のチャンスでM.ショウ(23)がセンターへ抜ける適時打を放ち4ー0リードを広げたカブス。終盤、7回はブルワーズの5人目・R.ギャサーに対しこの回先頭のタッカーがソロ本塁打を放ち5ー0。続く鈴木の第4打席はサードへの内野安打を放ち出塁するも得点には繋がらず。
8回、ブッシュにセンターへのソロ本塁打が飛び出し6点目を加え突き放すと、9回表は5人目・C.ティールバー(38)が無失点で締め、カブスは2連勝。ブルワーズとの地区シリーズは2勝2敗タイで並んだ。
前日の第3戦ではM.ブッシュ(27)のメジャー史上初となる同一カード2本目の先頭打者アーチを放つなど逆転、投手陣が1点差を守り切りこのカード初勝利。優勝決定シリーズに望みを繋いだ。鈴木は「もう失うものはないですし、王手かけられている状態なので思い切っていくだけ」と語っていた。
大谷翔平(31)らを擁するドジャースは地区シリーズ第4戦でフィリーズに逆転勝ちを収め、3勝1敗でリーグ優勝決定シリーズ進出。カブス対ブルワーズの勝者と対戦することになる。
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