■MLB ナ・リーグ地区シリーズ第5戦 カブス1ー3ブルワーズ(日本時間12日、アメリカンファミリー・フィールド)
カブス(ナ・リーグ中地区2位)が地区シリーズ第5戦でブルワーズ(同中地区1位)に敗れ、2勝3敗で2017年以来のリーグ優勝決定シリーズ進出は叶わなかった。ブルワーズは7年ぶり4度目のリーグ優勝決定シリーズへ。
鈴木誠也(31)が1点を追う2回に今プレーオフ3号となる同点弾を放ったが、打線はこの1点のみで中盤以降は沈黙。投手陣は3本のソロ本塁打を浴びて敗退。今永昇太(32)はこの日の登板はなかった。
ナ・リーグ優勝決定シリーズ(7戦制、4勝先取方式)は日本時間14日からスタートし、大谷翔平(31)らを擁するドジャースとブルワーズが対戦(第1・2戦はミルウォーキー開催)。日本人選手同士の決定シリーズは実現しなかった。
初回はカブス先発D.ポメランツ(36)がコントレラスに先制弾を浴びたが、直後の2回に“4番・ライト”鈴木がすぐさま同点弾。2番手の怪物ルーキー・ミジオロウスキーを相手に、163㎞の直球を逆方向の右中間に跳ね返す豪快アーチとなった。
2回からマウンドに上がったカブス2番手C.レイ(35)は、4回2死でA.ボーンに勝ち越しの本塁打を浴びた。さらに連打とストレートの四球を許し2死満塁に。大量失点を防ぎたいカブスは、D.パレンシア(25)が4試合連続のマウンドへ。ここは遊ゴロで追加点を回避。
打線はブルワーズのミジオロウスキーを相手に、5回まで鈴木のソロ本塁打1点のみ。6回は3番手アシュビーに対し、無死一・二塁のチャンスから、K.タッカー(28)が空振り三振。鈴木の第3打席は代わったC.パトリックに対し、レフトへの大きな打球もフライアウト。続く5番・I.ハップ(31)は見逃し三振で好機をいかせなかった。
7回の打線はパトリックを攻略できず3者凡退。その裏、A.キトレッジ(35)が2死でチュラングにソロ本塁打を浴びてしまい1-3。2点を追う展開となった8回は、ウリーベを相手にM.ブッシュ(27)が1死から四球で出塁したが、後続が打てず。あとがない9回は鈴木からはじまり、続投のウリーベに対し、豪快に振り抜いたが、レフトへの打球はフェンス手前で1アウト。ハップは右直、最後はC.ケリーが遊ゴロでゲームセットとなった。
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