■MLB ア・リーグ優勝決定シリーズ第1戦 ブルージェイズ 1-3 マリナーズ(日本時間13日、ロジャース・センター)

ア・リーグ優勝決定シリーズ第1戦が日本時間13日、ブルージェイズの本拠地のロジャース・センターで行われ、マリナーズが3-1でブルージェイズに勝利した。マリナーズは球団創設以来初となるワールドシリーズ進出へ向け好スタートを切った。

4戦先勝方式のリーグ優勝決定シリーズがア・リーグで開幕。地区シリーズを勝ち上がったブルージェイズとマリナーズの一戦は1回、マリナーズ先発のB.ミラー(27)が、ブルージェイズの1番・G.スプリンガー(36)に初球を捉えられ、ライトスタンドに飛び込む先頭打者ホームランを浴び1点を先制される。初回に1点を失ったミラーだったが、尻上がりに調子を上げ3回、4回、5回と相手打線を三者凡退に抑え追加点を許さない。

マリナーズ打線は初回、1死から2連打したものの得点には結びつかず。それ以降はブルージェイズの先発、K.ゴーズマン(34)の150キロ台後半のストレートと鋭く曲がる変化球に5回まで三者凡退に抑え込まれた。

迎えた6回、マリナーズはア・リーグ本塁打王のC.ローリー(28)が、ゴーズマンの甘く入ったスプリットを完璧に捉えライトスタンド上段に入るソロホームランで、1-1の同点に追いつく。続くJ.ロドリゲス(24)は四球を選び、2死一塁とした所でゴーズマンは降板。2番手・B.リトル(29)のワイルドピッチでロドリゲスはニ塁に進塁すると、4番のJ.ポランコ(32)が、真ん中に入ったストレートを弾き返すレフト前タイムリーを放ち、マリナーズが2-1と逆転に成功。

8回には、マリナーズのR.アロザレーナ(30)が四球で出塁するとニ盗、三盗を決める。1死一・三塁とチャンスが広がり、4番のポランコがライト前に運ぶタイムリーで3点目を奪った。中継ぎ陣が7回、8回を三者凡退に抑えたマリナーズ。9回には、レギュラーシーズン38セーブの守護神・A.ムニョス(26)が無失点に抑え、大事な初戦をモノにした。

ア・リーグ地区シリーズでは、東地区王者のブルージェイズがヤンキースを3勝1敗で下し、2016年以来9年ぶりにリーグ優勝決定シリーズに進出。西地区王者のマリナーズも、タイガースを3勝2敗で下し、イチロー、佐々木主浩を擁した01年以来24年ぶりのリーグ優勝決定シリーズ進出を決めた。

ブルージェイズは、1992、93年の2年連続世界一以来3度目となるワールドシリーズ(WS)進出を目指す。一方のマリナーズは、球団創設以来初となるWS進出を目指す。

尚、大谷翔平(31)率いるドジャースは、日本時間14日からナ・リーグ優勝決定シリーズで、ブリュワーズとの第1戦に臨む。

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