23日にバレーボール女子日本代表(世界ランク5位)が初戦を迎える世界バレー(タイ)。予選ラウンド初戦はカメルーン(同44位)、25日はウクライナ(同16位)、27日が世界バレー連覇中のセルビア(同9位)と対戦する。15年前に日本を銅メダルに導いた女子日本代表の元エース木村沙織さん(39)が決勝トーナメント進出のポイントについて語った。
※予選ラウンドは4チームずつ8プールに分かれ、各組上位2チームが決勝トーナメントに進出
1戦目、2戦目は「圧倒するっていうことが大事!」
初戦のカメルーンとの対戦成績は3勝0敗、第2戦、16位ウクライナとは4勝1敗とともに対戦成績はニッポンが有利。木村さんは「2つは圧倒するっていうことが大事だなと思います」と話す。『1、2戦で出し切っていいのか』という問いには「出し切っていいんじゃないですか、そんな標準を合わせてる余裕はないというか、セルビア戦が一番大事だと思うので、スタートから思い切り出し切ってほしい」と2連勝で勢いに乗り、3戦目のセルビア戦に臨むことをあげた。

2連覇中のセルビアに勝利するには
日本はセルビアに過去12勝14敗とわずかに負け越している。日本が勝利するためには身長193cmの絶対的エース・ボシュコビッチ(28)を封じなければならない。木村さんは「世界バレーMVP2回連続でしてるボシュコビッチ選手が大エースとしてセルビアにいるので、今大会もそこに照準を合わせてやってきてると思うので、まずそこをブロックとディフェンスで思い通りにやられないでほしいなって思います」と語る。
さらに「ボシュコビッチはしょうがないとして、ミドルとサイドの選手を思うように決めさせないっていうのが一番大事かなって思います。日本もサーブを武器としているので、サーブを打ち込んでボシュコビッチにしか上がらないっていう状況を日本は作りたい」と勝利のポイントをあげた。
そしてミドルブロッカーによる速い攻撃も得意としているセルビア攻略の糸口は“多彩な攻撃を封じること”。まずはサーブで崩してトスを乱す。トスが乱れることで、攻撃の選択肢がボシュコビッチだけに絞られるので、これでディフェンスがしやすくなるという。
木村さんは「世界バレー3連覇に照準を合わせてくるチームだと思うので、まずそこが決勝戦だと思ってやってほしいなと思います」と日本代表の勝利を期待した。

【女子日本代表 試合予定】
■予選ラウンド(日本はプールH)
8月23日(土)vs カメルーン
8月25日(月)vs ウクライナ
8月27日(水)vs セルビア
■決勝トーナメント
8月29日(金)ラウンド16 2試合(A1位 vs H2位、H1位 vs A2位)
8月30日(土)ラウンド16 2試合(B1位 vs G2位、G1位 vs B2位)
8月31日(日)ラウンド16 2試合(C1位 vs F2位、F1位 vs C2位)
9月1日(月)ラウンド16 2試合(D1位 vs E2位、E1位 vs D2位)
9月3日(水)準々決勝 2試合
9月4日(木)準々決勝 2試合
9月6日(土)準決勝 2試合
9月7日(日)3位決定戦、決勝
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