「波之上アーティスティックスイミングクラブ」。2014年に誕生した県内唯一のアーティスティックスイミングクラブが今、全国で飛躍を見せています。

西田早穂コーチ
「(選手)全員でジュニアオリンピックカップに行けたのが初で。まずそれがうれしかった。その中で全国入賞が3組も出るなんて、(沖縄に)来た当初、思ってもいなかった」

西田早穂コーチ

全国JOCジュニアオリンピックカップ。10歳から12歳の部のデュエットで米須・師玉組が6位に入り、チームでも8位入賞。さらに13歳から15歳のデュエットでは、具志・松田組が4位入賞を果たしました。

具志美花選手(上山中3年)・松田栞夏選手(首里中2年)
「キラキラしているものが好きだったので、それで(競技に)惹かれた」
「(具志選手は)センスが良い。服装のセンスがめちゃ良いから羨ましいです」

具志・松田組

華やかさが目を引く一方で、体力が重要なアーティスティックスイミング。25mの潜水など、基礎トレーニングは欠かせません。

この競技では「潜水と柔軟からは逃げられない」と話す西田コーチ。つらくても、成績につながるのが基礎トレーニング。選手も前向きに取り組みます。

クラブ創設から11年。全国で結果を出し始める波之上クラブですが、環境は恵まれているとは言えません。通常足がつかないプールで行うアーティスティックスイミングですが、平日は足がつく浅いプールでしか練習ができません。

玉城結衣コーチ

沖縄のアーティスティックスイミングへの思いは、子どもの頃玉城さんの現役時代を間近で見ていた今の選手たちに引き継がれています。

松田栞夏選手
「結衣先生は最初見たとき、未知の世界みたいなキラキラした存在で、ああいう表現をしてみたいなと思っていました」

具志美花選手
「自分が4位に立ったことを自信にして、もっと上を目指せるように頑張っていきたいです」

沖縄のマーメイドはまだまだ高みを目指す

クラブが発足したころは、全国大会に出場することが大きな目標だった波之上クラブは今、全国のメダルが見えています。

輝きを増す沖縄のマーメイドたち。全国でさらなる飛躍に期待です。

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