■フィギュアスケートGPシリーズ第1戦 フランス大会(日本時間19日、フランス・アンジェ)
ペアのフリースケーティング(FS)が行われ、“りくりゅう”こと三浦璃来(23)、木原龍一(33)ペア(木下グループ)がトータル219.15点をマークし、GPシリーズ初戦を制した。
ショートプログラム(SP)では79.44点とベストスコア(80.99点)に迫る高得点で首位発進。フリーは最終滑走で挑み、冒頭で3回転のツイストリフトを決めたが、3回転トウループからの連続ジャンプでは最後のアクセルが1回転になるなどミスが出て減点に。続くリフトでは高さをみせ、スロージャンプもダイナミックに着氷しリズムをつかんだ。
後半も息の合った3回転サルコウ、リフトで得点を重ね、2度目のスロージャンプ、最後は力のこもったリフトで観客を沸かせた。SPの勢いそのままにフリーでもトップのスコア(139.71点)。合計でも2位のカナダペアと21.49点の差をつけて、貫禄の優勝を飾った。
今季は来年2月にミラノ・コルティナ冬季オリンピック™が控えている。GPシリーズは計6戦行われ、総合成績の上位6組がグランプリファイナル(12月4~6日、名古屋)に進出する。
りくりゅうペアは22年の北京五輪では、日本勢史上最高順位となる7位入賞。その後、23年で日本勢初の世界選手権で金メダル、今年3月の世界選手権でも2度目の金メダルを獲得した。日本勢史上初の五輪でのメダルに期待が高まる中、まずはGPシリーズ初戦で優勝し、幸先の良いスタートを切った。
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