■男子ゴルフ 日本オープンゴルフ選手権最終日(19日、栃木・日光カンツリー倶楽部 7238ヤード、パー70)
男子ゴルフの国内メジャー・日本オープンゴルフ選手権最終日。18ホールを終え、原敏之(34、YAGOKORO)と片岡尚之(27、フリー)が3アンダーの首位タイで並び、プレーオフに突入した。1ホール目で原はボギー、一方の片岡はパーをセーブし国内メジャー初制覇を成し遂げ、優勝賞金4200万円と、来年のマスターズと全英オープンの出場権を手にした。
8アンダーの単独トップで最終日を迎えた清水大成(26、ロピア)は、ダブルボギーを2つ叩くなどスコアを大幅に落とし、16番を終えて4アンダー、かろうじて単独トップをキープ。
一方、1アンダーの6位タイからスタートした原敏之(34、YAGOKORO)は、5つのバーディを奪い、スコアを2つ上げて3アンダーの2位タイでホールアウト。同じく1アンダー6位タイから出た片岡尚之(27、フリー)も4バーディ、2ボギーのゴルフで3アンダーの2位タイで競技を終え、清水の結果を待つ。
迎えた17番パー4。清水はグリーン周りの深いラフからの3打目をミスショット。距離が出ず、エッジに当たってボールは転がり落ちた。2パットを要し、この日3つ目のダブルボギーで、2アンダーの3位タイに後退してしまう。最終18番のティーショットも林に打ち込んでしまった清水。優勝争いから脱落し、先にホールアウトした原と片岡による、プレーオフに突入した。
18番、462ヤードのパー4で行われたプレーオフ1ホール目。原は1打目を右のラフに打ち込んでしまう。一方、片岡はフェアウェイをキープし、原の2打目は出すだけで精一杯。片岡の2打目もグリーンを捉えることはできない。原のは3打目でグリーンに乗せ、片岡にプレッシャーをかける。片岡もまずまずのアプローチを見せ、グリーンに乗せた。
勝負のパーパット。原は決めることができず、このホール、ボギー。続いて片岡は落ち着いてカップに沈め、パーで勝負あり。片岡は選手や関係者から祝福されると目に涙を浮かべて勝利を喜んだ。
【最終日 結果】
1位 片岡尚之 ⁻3(プレーオフ)
2位 原敏之 ⁻3
3位 石川遼 ⁻2
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