沖縄サントリーアリーナで開催されたバスケットボールの沖縄アリーナカップ。高校バスケの集大成、ウインターカップを目指し、決勝まで勝ち上がった各チームが3年間の思いをぶつけました。

男子決勝戦のカードは「興南 対 沖縄水産」。立ち上がりは、興南が主導権を握ります。8番・幸地秀永琉(しゅえる)の速攻で得点を挙げると、インサイドは203センチの留学生、オルワペルミがゴール下を支配。連続得点で突き放し、2桁のリードを奪います。

ドリブルで切り込み得点する幸地(興南)

それでも、第2クォーター。落ち着いて立て直す沖縄水産は、38番・末吉青空(あおく)がバスケットカウントを沈め、さらに、U18日本代表候補にも選ばれた2年生、マクミラン・アレックスが3ポイント。

ファウルを受けながら得点する末吉(沖縄水産)

主導権を奪い返すと、金城都馬(とうま)も3ポイントで続き、夏王者の意地を見せ試合前半を折り返します。

【後半】
後半も、一進一退の手に汗握る攻防。興南はキャプテン・知念が得点を挙げ、リズムを作りますが、沖縄水産も3ポイントで応戦する展開。

両校、スタンドからの大応援を受けて迎えた最終、第4クォーターも激しく点を奪い合い、気持ちのぶつかり合いとなります。

残り1分を切った最終局面。興南高校はオルワペルミが試合を決定づけるダンクシュート。

▼沖縄水産・高吉主将
「悔しさが一番ですし寂しさも…」「3年間支えてくれてありがとうということと、嘉陽先生にも3年間指導していただいてありがとうと伝えたいですし、やっぱり感謝を一番したいです」

女子決勝は、3連覇を目指す石川高校が圧巻の強さを発揮。セネガル出身のインサイド、ボリー・アイダ・ラソウルが30得点を挙げるなど、小禄を相手に54点差をつけ、全国大会出場を決めました。

このほか、ジュニアウインターカップ出場をかけたU15バスケットボール選手権では、「G-Style」と「Beasty Club」のクラブチーム同士の対戦となった女子決勝で、「G-Style」が68-45と圧倒して優勝。

男子は、琉球ゴールデンキングスU-15が北谷中を破り、大会6連覇です。

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