2023年 自身2度目となる右ひじの手術をうけた大谷選手は、今シーズン2シーズンぶりに先発ピッチャーとして復帰しました。

復帰後10試合目となる先発登板を控えた20日の試合前、ロバーツ監督はポストシーズンでの大谷選手のピッチャーとしての起用について、先発だけでなくリリーフも検討していることを明かしました。

ロバーツ監督は「現時点では先発として5回か6回を任せることが最も価値があると思っている」としたうえで、「リリーフは内部での検討段階だ。バッターとしても出場するので、あるとすれば抑えでの起用になるだろう」と説明しました。

大リーグでは一般的にポストシーズンに入ると連戦が減るため先発ローテーションをレギュラーシーズン中の5人もしくは6人から3人や4人に減らしますが、ドジャースは、チームトップの10勝をあげている山本由伸投手や、サイ・ヤング賞2回のスネル投手、サイ・ヤング賞3回のベテラン、カーショー投手、昨シーズン開幕投手を務めたグラスナウ投手など先発ローテーションが充実しています。

こうしたチーム状況も背景にあるということで、ロバーツ監督は「先発陣の状況や本人の状態次第だ。先発とリリーフでは準備のしかたも全然違うのであくまで可能性の1つだ」と話していました。

大谷選手はこれまで大リーグでリリーフとして登板した経験はありませんが、おととしのWBC=ワールド・ベースボール・クラシックでは決勝のアメリカ戦の9回に抑えとしてマウンドに上がり、無失点に抑えて日本代表を優勝に導いています。

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