大リーグは27日(日本時間28日)、ワールドシリーズ(WS)の第3戦が米ロサンゼルスであり、2年連続でワールドチャンピオンの座を狙うドジャース(ナショナル・リーグ)が、32年ぶり3度目のWS制覇に挑むブルージェイズ(アメリカン・リーグ)を迎えた。

 ドジャースは二回、T・ヘルナンデスの左越えソロ本塁打で先制。三回、大谷翔平がWSで自身2本目となる右越えソロ本塁打を放ち、2―0とした。

 試合前の始球式には、1995年にドジャースで大リーグデビューし、新人王に輝いた野茂英雄さんが背番号16のユニホーム姿で登場。山本由伸が捕手役を務め、大歓声のなかストライクを投げ込んだ。

 大谷翔平は「1番・指名打者(DH)」で出場。一回の第1打席で右翼線へエンタイトル二塁打を放った。三回の第3打席では内角高めの速球を捉え、右越えのソロ本塁打を放った。

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 WSは7回戦制で4戦先勝方式。ブルージェイズの本拠カナダのトロントで行われた第2戦までの対戦成績は1勝1敗のタイとなっている。

 第1戦はブルージェイズ打線がつながり、ドジャースは4―11で逆転負けした。ドジャースの大谷は4打数1安打2打点で、WSでは2009年の松井秀喜(ヤンキース)以来、日本選手2人目となる本塁打を記録した。

 第2戦はドジャースの先発・山本由伸が、四回以降は走者を1人も許さず、9回を4安打、8奪三振、1失点と好投。WSで日本選手初の完投勝利を記録した。

 大谷は28日(日本時間29日)の4戦で先発マウンドに上がる。WSは第5戦(日本時間30日)までロサンゼルスが舞台。

 第6、7戦(日本時間11月1、2日)がある場合はトロントで試合が行われる。

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